日焼け止めがマストなのはわかっているけど…
日焼け止めは薄く塗らずしっかりめに!
紫外線が老化に与える影響が広く知られるようになり、もはや常識となっていますよね。
つまり「量が大事」ということ自体は、すでに広く知られています。ただ、その「量の目安」がクリーム・ジェル・スプレーといったテクスチャーによって同じように当てはめられるかというと、実はそうではありません。
なぜテクスチャーで管理方法が変わるのか
クリーム・ミルクタイプは粘度がある程度均一なので、「手のひらに出す量」を基準にしやすい製品です。環境省「紫外線環境保健マニュアル」では、顔に使う場合の目安として、クリームタイプはパール粒1個分を手のひらに取って2回に分けて塗り、液状タイプは1円硬貨1個分を手のひらに取って2回に分けて塗る、とされています(結果的には「パール粒2個分」「1円玉2個分」に相当します)。
一方でジェルは水分比率が高い製品が多く、同じ「量」でも肌へのなじみ方や崩れやすさが製品ごとに変わります。スプレーは噴射する性質上、そもそも「手に取る量」という発想になじみません。スティックも直接肌に塗るため、量よりも「塗り残しがないか」の方が重要になります。
よくある誤解
- 「パール2個分」を覚えれば、どの製品にも同じように当てはまると思ってしまう
- ジェルやスプレーも「少ない量で伸びるから大丈夫」と考えてしまう
- スプレーは吹きかけるだけで完了だと思っている
「量を守る」という意識はすでに浸透してきている一方で、「どのテクスチャーにも同じ基準を当てはめてよいわけではない」という点は見落とされやすいところです。
テクスチャー別:適量の考え方と特徴
| テクスチャー | 適量の管理方法 | 特徴 |
|---|---|---|
| クリーム | 手のひらに出す量で管理しやすい(パール粒1個分を2回) | 密着感があり、塗った量を把握しやすい |
| ミルク・ローション | 同上(1円硬貨1個分を2回) | 伸びがよく、顔・体とも扱いやすい |
| ジェル | 量よりも「塗りムラ・崩れやすさ」で判断 | みずみずしく伸びる反面、水分比率が高い製品は塗り直し頻度が増えやすい |
| スプレー | 「量」の概念がそもそも薄い | 噴射だけではムラになりやすく、手でなじませる工程が必須 |
| スティック | 直接塗布、量より塗り残しの確認が重要 | 密着度は高いが、広範囲を均一にするのはやや不向き |
代表的な市販品にみるテクスチャーの違い
- ミルク・エッセンス
ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス(花王)
オルビス サンスクリーン フリーエンス - ジェル
アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェル(資生堂)
ニベアUV ディーププロテクト&ケア ジェル
ALLIE クロノビューティ ジェルUV EX(カネボウ)
テクスチャー別塗り方のポイント
- クリーム・ミルクタイプは、まず手のひらに目安量を出してから、額・両頬・鼻・あごに置いて内側から外側へ広げる
- ジェルタイプは、塗った後に手のひらで軽く押さえてなじませる工程を追加する
- スプレータイプは、噴射しただけで終わらせず、必ず手で塗り広げてムラをなくす
- テクスチャーに関わらず、汗・皮脂・タオルドライで崩れるため、2〜3時間おきの塗り直しを基本にする
注意点
- クリーム・液状タイプの具体的な目安量について、環境省「紫外線環境保健マニュアル」では、顔に使う場合の目安として、クリーム状タイプはパール粒1個分、液状タイプは1円硬貨1個分を手のひらに取り、額・鼻・両頬・あごに分けて置いてから伸ばし、そのあとにもう一度同量を重ね塗りする、という2度塗りの方法が示されています。実質的には「パール粒2個分」「1円玉2個分」に相当する量ですが、これは顔用の目安であり、体など部位によって基準が異なる点には注意が必要です。
- ジェル・スプレー・スティックタイプについて、量を数値化した公的な基準は確認できていません。
- 製品のテクスチャーや処方は変更されることがあるため、購入前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
参考文献
- 環境省「紫外線環境保健マニュアル」(2015年3月改訂版)図3-3 日焼け止めの塗布量と塗り方


コメント